カテゴリ:Art( 20 )

MJ's FES

川崎市市民ミュージアムで開催中の
イラストレーター みうらじゅん氏の
回顧展(?)

みうらじゅんさんは
マイブームやゆるキャラなど
まだ名前の無いもやっとした社会的概念を
上手く言葉にするアーティスト。
もう4半世紀以上前からサブカルの雄という
位置づけにある御方ですが
何をしている人?いう怪しさが
いつも付きまとう。
ご本人はその曖昧さを利用して
”ひらがなの方=みうら じゅん”という
キャラを借りつつ
底知れないエゴを追究し
発信しているらしいのです。

小学校1年生の時から
誰からも依頼されていないのに
壁新聞を発行。
自分の興味の対象の膨大なスクラップを
今なお作り続けているのであります。
また 自分の琴線に触れた
何故そこにあるのか?という
違和感のある事物を
(例 いやげもの=貰って困るお土産など)
収集することに全身全霊傾けているお方。
学術的に意味があるとか
市場価値があるなど
小賢しい事は一切
追究しないのであります。
それは本人にとっても
家族にとっても修行の道。
我が家にも若干一名 収集癖のある
家族がおりまして
日々手を焼いているのですが
是非 みうら氏のご家族のご意見を
お聞きしたかったわ。
全く興味の無い人間が
どのような考えを持っているのか
収集するのも
面白いと思うのですが・・
これってあらたな研究対象になると
思いますよ。
c0311729_16315096.jpg



[PR]
by akawak | 2018-02-12 21:45 | Art

壽 初春大歌舞伎  


c0311729_22091439.jpg

大阪 冬の旅を仕上げる前に
1月7日(日)
歌舞伎座にて高麗屋 三代襲名披露の
記事をアップします。

(ポスター右より)
二代目 松本 白鷗
十代目 松本 幸四郎
(写真 一番左端)
八代目 市川 染五郎

三代揃っての襲名披露は
37年前以来で
二回目はお初だそう。

一世代前の高麗屋の襲名披露の写真なり
c0311729_22403881.jpg

(一番左)今回 十代目 松本 幸四郎襲名した
(中央)七代目 市川 染五郎さん
なかなかの眉目秀麗ぶり。


この夜の演目は
双蝶々曲輪日記
(そうちょうちょうくるわにっき)
口上
勧進帳
相生獅子
三人形

勧進帳では
中村 吉右衛門が富樫
武蔵坊弁慶を(新)松本 幸四郎
源義経を(新)市川 染五郎が演じます。
弁慶役の指南を吉右衛門さん
義経役の指南を幸四郎さんが息子に
されていたそうです。
伝統芸能が口伝で継承されているのは
世界でも類のない事。
だから 歌舞伎は世代を越えて
守られているのですね。
それにしても 皮肉なことに
脇を支えるはずの
吉右衛門さんの立ち姿が凛として
際立っていてました。
360度どこからみても 決まっていて
素晴らしい・・・
染五郎さんの弁慶も
かなり頑張っていましたが
吉右衛門さんの弁慶は
さぞ 荒々しく
凄みがあるんだろうなあと
想像してしましましたわ。



口上の後にお食事頂きました。
三階 食事処 花篭にて
一番は早く花を咲かせる山形の啓翁桜が
お出迎え
c0311729_22090238.jpg

三世代の好物があしらわれたお弁当
c0311729_22193696.jpg
お正月には歌舞伎に出かけるたびに
今年こそ 歌舞伎を極めようと
淡い誓いを立てつつ
なかなか果たせない我が家です。




[PR]
by akawak | 2018-01-08 23:20 | Art

すでに冬だというのに
ワンテンポ遅れてアート巡りのシーズン到来

12月9日(土)
渋谷Bunkamuraにて
”オットー ネーベル展”
c0311729_17453906.jpg
カンディンスキーやパウル クレーとの
親交で絵画にとどまらず演劇など
芸術活動をしていたオットー ネーベル。
その自由な発想はとても軽やかで
建築を学んだ基礎を活かし
都市を色で表現したカラーアトラスなど
戦火に影響されない自分の世界を表現。
心は縛られない・・・と勇気をくれる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”北野 恒富(つねとみ)展”   於 千葉市美術館
大正期に
妖しくも耽美的な画風
一世を風靡した北野 恒富。

女性の艶と儚さを追究する
芸術至上主義の姿勢は
やがて 谷崎 潤一郎と呼応し合い
”盲目物語”や”乱菊物語”の挿絵画家として
指名されるほどであった。

c0311729_17455920.jpg
写真 左は大阪城が落城する前の
淀君を描いた作品。
幼い頃から乱世で人生を翻弄された女性の凄みが
伝わってくる背筋が凍るような絵。
その合わせ鏡として
あどけない茶々君(幼少期の淀君)も描いている。
そのモデルは谷崎の松子夫人。
松子の波乱に満ちた人生を
淀君に重ね合わせていたという。








[PR]
by akawak | 2017-12-12 18:30 | Art

今日は絶対 見ねば!と心に決めていた
建築家 安藤忠雄氏の展覧会。
まだ先だと思っていたら
来週月曜で終了。
しかし 週末は入場券買うのに
1時間待ちとのTwitterも。
新国立美術館は月曜日は開いているので
今日は狙い目。

オット出張で5時に家を出て
(一応玄関までは送り出し)
こちらは そのまま寝落ち。
気が付いたら8時!!
ぎょええええ~ 完全に出遅れた!

そのまま だらだらしちゃいな Yo
と さぼり虫が囁く。
いや いかん 行くのだ 諦めるな
だって 安藤忠雄氏も挑戦せよと
言っているではないか!
長蛇の列を覚悟していたら
待ち時間なくそのまま すんなり入場。


今回の目玉
光の教会(大阪府 茨木市)の原寸大の再現建築。
信仰の根源的なあり方である光を
コンクリートの隙間で表現する着想。
簡素でありながら
静謐な祈りの場を見事に作り上げている。
c0311729_15553328.jpg

建物の裏側
会期終了したら撤去されるのかな?
c0311729_15550602.jpg
直島プロジェクトの再現
c0311729_15545375.png

各プロジェクトの再現は大掛かりな上
依頼物件とクライアントのやり取りや 
設計書の展示など
大変 細やかで充実した物であった。

安藤 忠雄氏というネームバリューは
市井の私達でも十分通用するけれど
決して 使い勝手の良いものでなく
挑戦を強いられる建物であります。
コンクリート打ちっぱなし
バリアフルで生活感を排除する
建築は住みにくいでしょうに。

海沿いの家が完成し 当の設計者である安藤氏が
クライアントに対して
”台風の時は大変やで”
と語っていたほど。
実際 恐ろしい目に遭うけれど
むしろ自然の脅威を楽しんでいると
インタビューに答えられていたのが
印象的でした。
その懐の深さに 
とても頼もしさを感じたのであります。
昨今 些細なミスに上げ足をとられるのを
恐れるあまり
誰しもリスクを取らずに 
委縮していくばかり。
その世相は挑戦しづらい土壌を生んでいる。
だからこそ
安藤氏の建築という名の格闘技で
人は勇気を貰うのであります。

って 寝坊した私ですが
密かにこぶしを握り締めつつ
ふんっと鼻息荒く
会場を後に致しました。




[PR]
by akawak | 2017-12-11 17:30 | Art

池田 学展

c0311729_12294688.jpg

興亡史


c0311729_09535272.jpg

日本橋高島屋にて開催中
現代で最も注目される若手の画家
池田学氏。
極細ペンで緻密に細部を
書き込みながら
ダイナミックな構図を
構築しています。
絵のテーマに
難しい意味づけは無し。
ただ絵の力だけで
誰もが驚嘆します。
余りに細密なので1日に10センチ四方しか
仕上げられないそう。
その途方の無さに更に愕然。



たまたま会場にいらしたご本人は
自然なたたずまいで
静かに微笑んでいました。
[PR]
by akawak | 2017-10-05 15:47 | Art

”島と星座とガラパゴス”と副題のついた
現代アートの祭典に行ってまいりました。
「接続性」と「孤立」から世界の今を
どう考えるか?とのこと。




横浜美術館に入ると目に飛び込んでいる
ジョコ アヴィアント
”善と悪の境界はひどく縮れている”
竹で作り上げた巨大アート。
これは 凄い!
圧倒的な存在感です。

c0311729_09460310.jpg


第2会場の赤レンガ倉庫にて
ドン ユアン
”おばあちゃんの家”
古の時間が止まったような室内を
原寸大のキャンバスに描き
パッチワークのように組み合わせている。
これ実物より 写真を見ると
本当の部屋のよう。
因みに会場内の作品は全て写真を撮れます。
SNSにアップされることを想定した
今どきのアレ。
その他力本願なところが
気に障るわ〜
とぶつぶつ言いつつ
写真を撮り ブログにアップする私。
c0311729_09455274.jpg

このトリエンナーレは
ネットを通じて 
一方的に情報発信しつつ
入ろうとするものは
閉め出す世の流れの中で
アートの立ち位置を
考察するらしい。・・・
描いた物が美しいとか 
技術的に優れているという
”芸術品は淘汰される”宿命を
放棄している。
”後は受け手で考えて下さい”という姿勢は
怠惰だと思うのですよ。

何も知らない西洋人が
鎖国を解いたばかりの
日本の浮世絵に狂気したのは
作品が卓越していたから。
あ やだ
ガラパゴス現象じゃない!
勿論エキゾシズムという時代の流行が
あったにしてもね。









[PR]
by akawak | 2017-10-02 20:47 | Art

忘備録

9月11日(月)
一日オフ。 
北から大小のプレゼントが
贈られるという脅威は取りあえず 遠のいたかも?



19時から
リニューアル後初めてのサントリーホールでの
大野和士氏指揮 都響の定期演奏会。
ハイドン オラトリオ”天地創造”をCDで予習。
神が七日かけて天地と万物を造りたもうた
壮大な物語。
c0311729_18565087.jpg
ハイドンがヘンデルのメサイアから
インスピレーションを得て作曲
ふむふむ 全然余裕!!
なんなら 合唱パート歌えまっせと
いつものお気楽ムード。

お昼を食べて 急遽仕事の連絡。
ふえ〜これからゆっくり
夜に備えようと
思っていたのに・・・・
など口が裂けても言えませぬ。
業務に思いのほか 時間を取られ
待ち合わせぎりぎりに到着。

CD試聴では分かったつもりでも
やはり生で聴くと その迫力に目が
覚める思い。
大野和士さんのオペラを
感じさせる劇的な音は
体験した〜という満足感を感じる
コスパの高さ。
が クラシックの世界でも音の鳴り方に
流行があるようで
その辺は 私門外漢なので
口を閉ざします。


因みにサントリーホールは
L側(第一バイオリン側)だと
残響がきつくて集中できなかった。
R側の方が音のバランスが良いように
思えます。
あ 素人の戯言です。





[PR]
by akawak | 2017-09-12 19:00 | Art

奈良 美智展

豊田市美術館で開催中の
”奈良 美智展”

ちょっと不機嫌顔の子供。
毒ある可愛さが きゅんとくる。
c0311729_21485929.png
最新作は モデルの子供も少し大人になって
色調が秋を感じます。
画風の変化に年月を感じ
少し寂しい。



今日も午前中から 東海地方は
朝からぐんぐん気温が上がり
車で移動中に豪雨。
その後 またこの青空!
c0311729_21514680.png




[PR]
by akawak | 2017-08-12 22:00 | Art

ジャコメッティ展

国立新美術館にて
アルベルト・ジャコメッティ展開催中

ジャコメッティといえば ひょろっと
無駄な贅肉をそぎ落としたブロンズ像が
頭に浮かびます。
ストイックだけど どこか
ユーモラス。
c0311729_16515943.jpg
c0311729_17315009.jpg
会場の写真を参考にすると
   来場者と比較すると
   2m以上の大きさ。
実は これだけ大掛かりな作品を生み出すために
   彼の内面は常人が想像できないぐらい
   藤していたそうです。
   まだキャリアの浅いうちは
   対象のモデルを見たままに表現しようと
   こだわり抜いた為
   完成作品が数センチに満たない彫像に
   なってしまった と
   冗談のようなエピソードですが。
  
    
   私たちの脳内では
   見たまま 感じたまま 再現することなく
   現実と虚構の折り合いを適当につけたまま
   日々を送っている。
   そのハードルを越えることに
   何の苦痛もないのですが
   デッサンに残された夥しい線の
   重なりを見ると
   ジャコメッティみの苦しみは
   さぞやと想像してしまう。
   
   
c0311729_16523863.jpg
アートは人の内面を辿る旅ですね。
 
                
c0311729_16534647.jpg

いつもご訪問ありがとうございます
162.png162.pngよろしければ ぽちっとお願いします。162.png162.png
にほんブログ村 50代 自分らしさ





More
[PR]
by akawak | 2017-07-04 16:55 | Art

 先んじてこの展覧会に出かけたオットが
”大変だ!バベルの塔展が凄い事になっている!”
と 息を荒げて帰ってきた。
日常生活に於いて 物事を面白おかしく脚色し
話半分に聞いておいた方が良いオットの
提言でありますが
アート関連に関しては別。

なんでも
ピーテル・ブリューゲル1世の
”バベルの塔(1568年)”のみならず
版画が多数展示され
そして信じられないことに
ヒエロニムス・ボスの真筆の油絵が
2品も展示されているとのこと。
なるほど 素直に出かけてきました。
それにしても
これほど過小広告な美術展があるでしょうか?
ボイマンス美術館所蔵 
ブリューゲルの”バベルの塔”展という
展覧会名 勿体なさ過ぎると思う。

会場入り口にはバベルの塔が  
もし実際に存在した場合
実尺どれくらいであるかが
視覚化されてます。 
左の通天閣や東京タワーを
遥かにしのぐ大きさと規模であることが伺えます。

c0311729_22222024.jpg
実際より3倍の大きさの模写によって
いかに このバベルの塔の絵が
緻密に描かれているか 
視覚的にわかりやすく解説されている。


聖アントニウスの誘惑
c0311729_10060912.jpg


神を恐れぬ人間の傲慢さと腐敗を描いた
ブリューゲルですが
その系譜は遡ること数十年。
ネーデルラントが生んだ異才
ヒエロニムス・ボス(1450年頃〜1516年頃)が
先んじて異形に満ちた
魑魅魍魎が跋扈する世界を描き
新たな画風を切り開いていきました。


放蕩者(行商人)1500年頃
c0311729_08282716.jpg
グロテスクなのにユーモラス
どこか愛らしさを感じるボスの作品は
過激で挑戦的。
時の権力者に養護されつつ
宗教改革で祭壇画は破棄され
現存する作品数は油彩25点 素描10点。


ボス以降 様々な画家がボスの模倣を繰り返し
DNAを受け継いだのが
ブリューゲルだったのだなと
腑に落ちました。

15〜16世紀のネーデルランドは
現在のベルギーとオランダに相当します。
中世 この地域は政治的に統制されておらず
それぞれの自治区が統治し
宗教が精神の受け皿とならず腐敗し
混沌とした時代。
時代的にも日本は戦国時代にあたり
世界同時多発的にカオスが露出したというのは
非常に興味深い。
ブリューゲルやボスは
その時代の空気を克明に描いていたのですね。



うーん しゃあない 
腹をくくって行きますか
現地へ!





いつもご訪問ありがとうございます
162.png162.pngよろしければ ぽちっとお願いします。162.png162.png
にほんブログ村 50代 自分らしさ

[PR]
by akawak | 2017-06-16 10:00 | Art