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悲情城市

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1989年製作
候 孝賢監督の台湾映画
”非情城市”
ベネチア国際映画祭 グランプリ受賞


1945年 日本の統治を解かれ
開放に酔う台湾。
中国本土から渡ってきた同胞の外省人の治世に
期待していたが 
日本より更に酷い圧制に苦しむ。
民衆の不満は堰を切ったように溢れ出し 
闇たばこの摘発を機に2・28事件という
連続暴動が起きる。

台湾 北部の基隆の
任侠の大家族の日常を通して
当時の混乱ぶりを描く。
戦時下に生活のために 
日本軍と連携を深めていたのが災いし
家族にも次々に不幸が訪れる。

登場人物も多く
其々にエピソードも複雑に絡み合うが
情に流され過ぎず
淡々と 物語は進んでいく。
郷愁を誘う映像と相まって
あっという間の159分でした。

事件から40年以上経過し
戒厳令が解かれて すぐに候監督が
当時のタブーを破り 映画化した。
事件の関係者の逮捕と処刑人数は
明らかにされておらず 
いまだに台湾と中国の
確執の根となっている。


今や 小籠包とスイーツ大国の
穏やかなイメージしかないけれど
陰惨な歴史を乗り越えての
平和が有るのですね。


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by akawak | 2018-02-23 16:56 | Movie

映画”嘘を愛する女”


TSUTAYA CREATOR'S PROGRAMの第一回
グランプリを受賞した企画を中江 和仁氏が
映画化。
実話を基にしているそう。
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 以前見た 長澤まさみさん&
松田 龍平さん主演の
”散歩する侵略者”を彷彿とさせる映画ですが
こちらは シリアスな展開。

 ある日 昏睡状態になった
同棲相手(高橋一生)の素性が全て偽りと知り
彼の過去を探す旅に出かける女性(長澤まさみ)の
ロードムービー。
相手の素性を知りたいという欲求は
暴力的すぎて
共感できなかった。
ならば 一緒に生活している間に
相手を知る努力しようよ。
そのエゴむき出しに辟易する。
旅の終盤
過去を捨てた原因が明るみになり
今後も彼を支えるという決意にも
納得せず
モヤモヤしたまま 家路についた。

長澤 まさみさんのお得意の演技
ストレスを感じて 
いつも八つ当たりしている時の
乱暴な振る舞いが
余計 神経をざわざわ逆なでる。
醜さを突き付けられているみたいで
分かるから いたい。


それにしても
高橋一生さんの飄々とした表情が
余計憎たらしい。
その人気は凄くて
劇場の90%は女性。
それがまあ  この映画に行くのを
気恥ずかしくさせる原因であります。
いやいや 不純な動機でなく
やはり セリフでない
余韻を上手く残せる
良い役者さんですよ。










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by akawak | 2018-02-08 18:50 | Movie

現在 恵比寿ガーデンプレイスで上映中の
ヴィム・ヴェンダース監督”アランフェスの麗しき日々”と
アランチャ アギーレ監督 
”dancing Beethoven"
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連日 恵比寿に行き 
お上品な雰囲気の中で映画を拝見。
で 軍配は
”dancing Beethoven"に上がりました。



モーリス ベジャールがかつて
ベートーヴェンの”交響曲第9番”に
振り付けした演目を
芸術監督のジル・ロマン総指揮のもとで
モーリス ベジャールバレエ団と
東京バレエ団とのコラボで再現。
インド系のズビン メータ氏が
イスラエル フィルを指揮し
人種の垣根を超えた奇跡の瞬間を
捉えたドキュメンタリー。
とはいえ 振り付けの記録はほぼ残っておらず
断片的な映像を頼りに リニューアル。

アギーレ監督は其々のダンサーの葛藤と
ファミリー ヒストリーを
過度に感傷的にならず 
手際よくまとめています。
インタビューアーはジル・ロマンの娘
女優のマリア・ロマンのスタイリッシュな存在感も
一役かってる。

第9が作曲された当時
上流社会の社交のBGMだった音楽を
ベートーヴェンは破天荒な描写で
人の苦悩と喜びを表現した。
鍛え抜かれたバレエダンサーの肉体を通して
ほとばしるような熱情を表現した映像。
時間を忘れるほど集中できました。

ただ 
いつも感じるのは
”人類共存を謳うメッセージは
個人主義の人々の耳には絶対届かない。”という矛盾。
もっとも
狭い価値観で生きているから
多様性を許せないんだろうけど。
イスラエル問題を自分の仕切りで
混迷させる大国の誰かさんとかね~



もう一方のヴェンダースの作品は
個人的な体験を永遠と語る映画。
かつてのロマンスをずっとずーっと
反芻したい方は楽しめるでしょう。








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by akawak | 2018-01-26 16:32 | Movie

一度引退宣言したスティーブン ソダーバーグ監督の
復活作品”ローガン ラッキー”

出演:ダニエル クレイグ
チャニング テイタム、 アダム ドライヴァー
ライリー キーオー、 ヒラリー スワンク
ケイティー ホームズ

悪運スパイラルから抜け出したいローガン兄弟。
ふとしたきっかけでレーシングレースの
現金輸送地下シューターを知る。
レース当日に集まる現金の強奪計画を思いつき
金庫破りのプロであるジョーバングを誘い出す。
現在服役中のジョーを脱獄させ 
一攫千金を狙う。
想定外なピンチも切り抜け
完全犯罪は成功したかのように思えたのだが・・・

新人のレベッカ ブラウンの脚本にほれ込み
再度メガホンを取ったソダーバーグ監督。
込み入った展開もテンポよくまとめる手腕はさすが。
人間的でどこか憎めないキャラクターの面々が
ピンチを切り抜けて
現金強奪する姿に つい声援を送ってしまう。

もうとっくにロードショーは
終わってしまっているけど
滅法面白かったです。
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by akawak | 2017-12-26 22:00 | Movie

23日 朝から穏やかな天気。
のんびらこんとしたいところですが
まだまだ片づけが残っている。

午前中に 窓拭き&ベランダ掃除
その後 年賀状を仕上げ
これで 一旦終了。
で昼食
(冷凍庫の片づけとして味の素の餃子攻め)を済ませ
ああひと段落したと お茶をすすっていたら
やおら オットが注文していた本棚の段ボールを
開封し始めた。
年末に書斎の改造計画を目論んでいるらしいのだが  
様子を伺っていると 
片付けているのだか  散らかしているのだか
盛大にお店を広げ始めている。。。。
おわわわわ この調子じゃ 
さらに粗大ごみが出そうな予感。


その後こちらは疲れて 寝落ち
駄目じゃん
起きても疲れているなあと思ったら
ずーっと走っている夢を見ていたのです。
師走らしいなあ~と苦笑い。

 夕方は映画”ジャスティス リーグ”を見に行く。
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どうもDCコミックスとマーベルコミック 
双方のキャラの整理が出来ていない私。
Wikiで確認すると
DCはバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、キャットウーマン、
マーベルはスパイダーマン、キャプテンアメリカ、Xメン、マイティーソー
アイアンマン、デアデビル
あれ? デアデビルはマーベルなの? 
ベン アフレックはバッドマン役が定着しているから
完全に混乱してますわ。

と ざっくり基本事項を抑えたところで映画へ。
感想は一言 
ヒーローも集まれば良いという訳ではありませんな~
単体だと有難味が湧くけれど
地球制服を狙う敵をジャスティス リーグの面々が
力技で封じ込めて一件落着。
いいのか? こんなに簡単に平和になって。







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by akawak | 2017-12-24 10:50 | Movie

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記事にアップし忘れた映画 最終章
ジム ジャームッシュ監督作品
‘パターソン’
ニュージャージ州パターソンに住む
バス運転手パターソン氏の一週間
何気ない日常に潜む
ノイズのような些細な出来事が
ある日 思わぬ展開を巻き起こす。

妙な波長のズレ具合が
何とも巧妙で
‘パーマネント バケーション’の
可笑しさを思い出させてくれました。
最近 引っ張りだこの
アダム ドライバーが不思議な存在感。
善良ながら
寡黙で何を考えているか
分からない不気味さが
スクリーンに緊張感を与える。

マーチン スコセッシ監督の‘沈黙’
ソダーバーグ監督の‘ローガン ラッキー’
スターウォーズ シリーズのカイロ レイと
引っ張りだこ。

ところで この作品には
永瀬 正敏も出演し
映画にスパイスを添えてます。
乙な味わいの映画。

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by akawak | 2017-12-04 17:00 | Movie


今年の手帳めくり
結構映画を見たつもりで
色々遡ってみましたが
たいして本数をこなしていないことが判明。
ブログでアップしなかった映画を
忘備録としてアップします。

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2月26日 ”マリアンヌ”
これ・・・すみません
今年の映画だったのですね
というか
見たことも忘れてたわん。
ロバート・ゼメキス監督作品だったのか!

第二次大戦下
モロッコで出会ったエージェントの
二人が織りなす美しいラブロマンス。
自分の使命を捨てて
幸せな生活を送るためだけに
ロンドンに移り住んだ二人。
なれど
ささやかな生活は
妻が国を売っているという真実で
崩れ去るのか?
守るものがあるゆえの背徳。
・・・・・
ブラピにコティヤールという
名優のキャスティングしながら
どうして琴線に触れなかったんだろうか??
残念 本当に。




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そして ティム バートン監督で
エバ・グリーンとくれば
相当 怪奇な(これ 誉め言葉です)画が
拝めると劇場に行ったのですが
( ,,`・ω・´)ンンン?
やはり 今年見たことも忘れているぐらいの
映画だった。
時間軸を操つるという発想が
もう詰まらないの。
すみません 暴言はいて。




そうそう これも見てました。
和田 竜氏の原作を読み
想像力を掻き立てられ
映画化がたいそう楽しみだった作品。
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時は戦国の世

主人公の無門は寡黙で
普段は何を考えていないか
わからないが
堅固な門を破る
手練手管な切れ者の忍び。
その一方 妻には
滅法弱い人間的な一面を持つ。


で 身体能力の高い
ジャニーズ頼みですか!
誤解無いようにいいますが
大野 智さんは良いタレントだと
思います。
でもね
やはりちゃんとした俳優さんが
演じて欲しかったな~


面白い映画を作るのは
本当に難しいのですね。
ならば
 自分が見たい映画って
何でしょうか?
人は何を求めて
劇場に向かうのか?

映画への期待を込めて
さすらうおばちゃん
ここに有り。











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by akawak | 2017-12-02 22:00 | Movie



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映画”メッセージ”の手腕が記憶に
新しいドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品
リドリー スコット監督作品
”ブレード ランナー”(1982年)
2019年から30年後の世界を描いた作品。
当時 映画好きがこぞって
レプリカントのダリル ハンナの痙攣シーンを
再現していたのを鮮やかに思いだしますが
それから30年以上も経過しているのですね。

レプリカント(人造人間)が
自分だけ特別と思いたい記憶は
単なる刷り込まれたデータという悲しいお話。
夢も希望が無い未来を想定している
シニア予備軍としては
映画に救いが欲しいですけど
カタルシスがなく
不安が澱のように積もる作品。
始まりから雨が降り続け
それが雪を呼び
暴風雨の中で海に投げ出される。
その悪天候だけで
気が滅入る。。。







漫画 原作というだけで緊張感が走る”亜人”
うーん 媒体が違うと表現が
難しいじゃないかしらん
”トランスフォーマー”と同じくらい苦痛な体験でした。
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こうなったら映画界でもっとも分かりやすい
この方に爽快感を与えてもらいましょう.
低予算だろうが メジャー作品だろうが
同じ熱量でアクションを演じるトム・クルーズ。
どんなに明るい笑顔で演じていても
米国が裏で個人に武器取引をさせていたという
暗部は救いがたいですわ。


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あー
最近の映画って  
つらい体験なんですよね。
こうなったら
ありえない選択である
 ”High&Low"なぞに救いを求める?



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by akawak | 2017-12-01 20:45 | Movie

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   クリストファー ノーラン監督
今年 一番楽しみにしていた作品。
戦場にいる臨場感を期待していました・・・
が 90分でも長く感じたのは何故?



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 黒沢 清監督
常にイライラしている長澤まさみさんと
ふわっと地上から浮いているような
夫役の松田龍平さんの対比が良いです。
その人が固執する概念を吸い取るという
宇宙人の侵略方法もシンプルに面白かったです。
全く期待しないで(すみません)見ましたが
思わぬ結末にじんときて
大変楽しめました。

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by akawak | 2017-10-10 20:50 | Movie


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第二次世界大戦下 ナチス第3の男
ラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画を実行した
レジスタンスの事実に基づいた映画。
ヨーロッパ全土に及ぶナチの蛮行を阻止するため
イギリスとチェコ亡命政府は ひそかに
パラシュートでプラハに暗殺部隊を送り込む。
そのうちの2人ヨゼフとヤンは
ハイドリヒ殺害の為に水面下で活動を続け
死を覚悟していながらも 平凡な幸せを心の底で
求めている。
それぞれの迷いに藤しつつ暗殺当日を迎え
計画通りといかないまでも ハイドリヒを死に
至らしめる。 が その後ナチの報復は壮絶を
極めていくのであった。


・・・・すみません
開始20分位で強烈な睡魔に襲われ
暫く寝落ちしてしまいました。
全くもって 緊張感が足りない毎日を
送っているものですから
情けなか! 
私がお勧めしても 説得力有りませんが
ラスト30分の銃撃戦は手に汗握ります。
終演後 あああ 平和な時代の日本に生まれて
本当に良かったと実感できますわ。
って 感想薄い?
すみません 私なぞが語るのも
おこがましいですわ。





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by akawak | 2017-09-09 08:00 | Movie