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”オットー ネーベル展”   ”北野 恒富 展"

すでに冬だというのに
ワンテンポ遅れてアート巡りのシーズン到来

12月9日(土)
渋谷Bunkamuraにて
”オットー ネーベル展”
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カンディンスキーやパウル クレーとの
親交で絵画にとどまらず演劇など
芸術活動をしていたオットー ネーベル。
その自由な発想はとても軽やかで
建築を学んだ基礎を活かし
都市を色で表現したカラーアトラスなど
戦火に影響されない自分の世界を表現。
心は縛られない・・・と勇気をくれる。


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”北野 恒富(つねとみ)展”   於 千葉市美術館
大正期に
妖しくも耽美的な画風
一世を風靡した北野 恒富。

女性の艶と儚さを追究する
芸術至上主義の姿勢は
やがて 谷崎 潤一郎と呼応し合い
”盲目物語”や”乱菊物語”の挿絵画家として
指名されるほどであった。

”オットー ネーベル展”   ”北野 恒富 展\"_c0311729_17455920.jpg
写真 左は大阪城が落城する前の
淀君を描いた作品。
幼い頃から乱世で人生を翻弄された女性の凄みが
伝わってくる背筋が凍るような絵。
その合わせ鏡として
あどけない茶々君(幼少期の淀君)も描いている。
そのモデルは谷崎の松子夫人。
松子の波乱に満ちた人生を
淀君に重ね合わせていたという。








by akawak | 2017-12-12 18:30 | Art