海月(くらげ)と木乃伊(ミイラ)の旅 Part1
2017年 07月 23日海月(くらげ)に特化した
山形県鶴岡市の加茂水族館に行きたい!
これが私と実母の長年の願いでした。
私は母と顔が瓜二つだけでなく
思考回路や好みが似通っています。
生まれ変わったら 海月になりた~い
という共通の思いを持っている
へんてこりんな母娘は
くらげ好きの聖地
加茂水族館に行きたいねと ずっと
構想を温めておりました。
かたや 長年
出羽三山の即身成仏を訪ねる旅をしたい
という これまたへんてこりんなオットとの
思惑が合致しまして7月20日~22日
山形 庄内地方の旅が実現しました。
まず朝早い便で
羽田を後にして 庄内空港へ
最初に立ち寄ったのは 善寶寺
このお寺は20年以上前に
人面魚で大きく騒がれたお寺です。
今は静かになり 静謐な空気が漂う。
北前船のころから
200カイリ問題で漁場が制約される迄
漁業が盛んで豊かだった東北・北海道の
漁師さんが支えていた立派なお寺です。
それから
すかさず加茂水族館へ
1967年鶴岡市から払い下げられ
来場者がほとんどなく閑散として
一度は倒産の憂き目に遭った
地方の過疎水族館。
くらげの飼育と繁殖に全力を傾けた結果
世界でも類を見ない特殊な水族館に変身しました。
さらに2008年下村博士のノーベがル賞受賞後押しして
人気に火が付き 来場者が増加。
さらに くらげ展示種数世界一のギネス認定で
来場者が飛躍的に倍増したエピソードが
有名です。
2014年に出来上がった クラゲドリーム館は
現代的な建物で想像以上に格好いい
最初は庄内地方の地元の魚コーナーです。
食べたら美味しそうな魚が
水槽でのんびりしてます。
とはいえ 地味目な印象。
最近の水族館は入口にどーんと
回遊魚が自由に泳ぎ回る
大きな水槽が目を引き
ああ 水族館に来たなあ~という
達成感を与えますよね。
それが一切なし。
ありきたりな水族館とは一線を画した展示です。
さらに奥に進むと
これでもか!というぐらいクラゲの
水槽が並びます。
最初は順番に写真を撮っていましたが
だんだん訳が分からなくなってきた(笑)
キャノンボールジェリー
パリ水族館から譲り受けた種
シンカイウリクラゲ
海底探査船 深海2000でも確認されている。
半透明な体に細かな繊毛が光を放つ
神秘的なクラゲ。
まるで宇宙船のようで綺麗。
写真では美しさが出ないなあ~
そして圧巻は
ミズクラゲの直径8mの大水槽
まるで宇宙をかたどっているような水槽
海の底に沈むように心が落ち着く。
これを見るだけの為に
訪れる方もいるそう。
大規模な停電になったとき
水流が止まり 水槽の底に
クラゲが溜まってしまったそうですが
電気が復活して 全く死滅せず
元気に漂い始めたそう。
ランチに名物クラゲラーメンを頂きました。
エチゼンクラゲの姿がなかなか
クラゲファン心をくすぐります。
さっぱり醤油味
長年の望みがかなって大満足の二人。
来世もクラゲの母娘かも?
by akawak
| 2017-07-23 13:29
| Aquarium