カテゴリ:Architecture( 8 )

明治村 五丁目

既に記憶の彼方に追いやられている
明治村。
頑張って書きましょう。

特に印象に残った建物は
金沢監獄中央看守所、監房。
今までも 多分これからも監獄に
収監されることは無いと思いますが
やはり 塀の中はどのような世界か
気にはなります。
正面は八角形の木造。
厳めしさより 夢殿のような
建築美を感じる印象。
ノンノン! 
この形はデザインの面白さより
実用重視なのです。
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入口すぐ 八角形の看守所を
中心に五方向に舎宿が伸びています。
これにより 機能的に 
受刑者の様子を監視できる構造。

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独房の中には恨めしそうな顔の人形が
入ってて一瞬驚きます。
木造だし冬は寒かっただろうな。
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小高い丘にローマ時代の遺跡の風格の
川崎銀行本店。昭和2年完成
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元々 下の写真のような堂々とした建物。
川崎銀行は日本信託銀行と名称を変え
昭和61年に建て替えられた。
建物全体を移築するのは難しいので
一部分だけ。
でも この切り取り方センス有り。
廃墟みたいな凄みを感じます。

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壮大な白い教会が目を引きます。
明治23年フランス人ビリオン神父監督により
本国の設計をもとに
日本人により建てられた教会。

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3.6mある薔薇窓。
光が差したらさぞ 美しいでしょうね。
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その比較として異彩を放っていた
大明寺聖パウロ教会。
禁教を解かれたばかりの明治12年頃
長崎の伊王島に建てられた教会。
フランス人 ブレル神父指導の元
大渡伊勢吉により建てられた。
伊勢吉は若い頃 大浦天主堂の建築にも
携わっていて その時の経験に基づき
教会建築の技術を駆使したそうです。
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外観は純和風ですが
内部は蝙蝠天井という教会様式。
開国間もない時代であり
長崎という土地柄
まだ公然と教会の外観を
建てられなかったのでしょうか?
悲しい歴史を引きずっているのですね。
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頭はすでに朦朧となりながら
一番の目玉 フランク ロイド設計の
旧帝国ホテルの中央玄関部へ。

大正12年9月1日関東大震災当日から
昭和42年新館完成まで利用されていました。
赤レンガと大谷石のツートンカラーが特徴的。
左右対称の堂々とした有り様が
ホテルというより
東洋的な美を放つ
古式ゆかしい寺院を彷彿とさせ
私達を異次元へ誘います。
正面に池を配置したことで
カンボジアのアンコールワットや
京都の平等院を連想してしまうのは
私だけでしょうか?


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室内も落ち着いた雰囲気。
以前 特集番組で紹介されていましたが
柱のレンガは特注品で
全て表面に筋を入れたスクラッチタイル
というそうです。
筋の一本一本が同じでなく
手作りの温かさを感じます。
子供の頃 よく食べた
泉屋のクッキーを思いだしました。
まるでヘンゼルとグレーテルの
お菓子の家で温かみがある。

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まだまだ 紹介しきれていない
歴史的な建造物が多数あります。
園内に残された物は幸運で
それ以外は建て替えられられたり
戦災や災害で
消滅しているのですよね。
それは仕方ないのかもしれないけれど
明暗を分けた建物の運命を
感じずにはいられませんでした。




園内奥の3丁目は踏破できず私は断念。
執念のオットは別の日に
一人で再訪して残りを見て
回ったのです。
凄まじき観光道!







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by akawak | 2017-08-26 10:32 | Architecture

明治村 四丁目

雨上がりの午後 太陽が容赦なく照り付け
温められた路面は水蒸気が 立ち上る。
まだまだ 半分以上エリアが残っているけれど
頭はもうろう。
頑張れと自分を励ましながら
園内を歩きました 時々弱音を吐きながら。
観光になるとオットは鬼になる。
楽しいはずの観光道 もはや苦行に近い!


すみません 此処まで書いてネットワークの不具合で
PCから接続出来ない!
しかもエキサイトのサーバーも
調子悪い!
スマホから簡単にアップしますね

久しぶりに訪れた明治村は 集客に工夫し
若者、家族連れが多くて大変賑わっていました。
例えば 浴衣を着ていると入場料500円
名古屋衛戍病院でメディアで
最近取り上げられている
お化け屋敷プロデユーサー五味弘文 氏監修

虎狼痢の幽霊
虎狼痢はコレラのこと。
明治時代の病院でお化け屋敷って 
建物だけで十分怖い!
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ブラジル移民住宅
ブラジル日系移民作家
松井太郎氏の作品に触れ
かの地の生活に興味があるので
微かな縁を得た思い。


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宇治山田郵便局舎
これは明治時代の
和洋折衷の見本みたいな建物で
よく覚えてます。
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すみません 中途半端で
既に 細かい所忘れそう
何故 ネットワーク調子悪いのか?
昨夜の悪天候が関係してます?




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by akawak | 2017-08-20 22:00 | Architecture

 記事が前後しますが
名古屋2日 犬山城を後にして
同市内の明治村を訪れました。

 もうすぐ単身赴任を終えるオットは
東海地方で まだ訪れていない
観光地の筆頭として
どうしても明治村を訪れたいと主張。
そういえば赴任してすぐから 
ずーっと
行きたい 行きたい 行きたい 行きたいと
駄々っ子のように繰り返していました。
しかし屋外のアミューズメントパークに
真夏に出かけるなんて
Crazyすぎて 私には あり得ない!! 
そもそも 
誰よりも日焼けしやすい体質なので
言語同断!!と固辞し続けたのです。
最も 年がら年中
 冬は寒いから やだ
 夏は暑いから やだ
 春と秋は なんだか やだ
どうぞ お一人でいってらっしゃいと
突き放していましたが
観光大使いわく
思い出を共有しなきゃ 駄目なんだそう。

ああ面倒。
こうなると断る方も いい加減疲れてしまい
仕方ないと折れて
腹をくくりました。
結局 一番暑い季節に
屋外を訪れるという
最悪のタイミングになったのは
致し方ない。

明治村は高校の修学旅行で一度
訪れたことがあります。
そこそこ文化に興味があった高校生なのに
やはり子供だったので
同級生達と警官の制服を着たおじさんに
記念撮影をお願いした事は
覚えてますが 
イカラさんの街ね〜ぐらいの大雑把な印象。
当時の高校生は明治時代なんて
ダサい!と格好つけてたのよね。
それから ●十年
さらに移築建築は増え続け
歴史的建造物の宝庫として
近年に再注目されているそうです。
つまり 行ってみたら
        結構 面白かった!!!
但し 天気は
真夏日で太陽の日差しがじりじり 
照り付けたかと思えば
ゲリラ豪雨→うだるような暑さ→ゲリラ豪雨
まるで 亜熱帯地方のような天気が
繰り返され 大変な思いをしましたが。

いまや日本の文化を
見直すことは素晴らしいという
流れになっているので
若い人たちも
沢山訪れています。
そうそうインスタに上げるには
格好のロケーションなのかも。

ちょうど 夏のイベント開催中で
浴衣を着た 可愛らしいお嬢さん方が
まるで蝶か花のように
艶やかな姿で園内を歩いていましたが
突然の豪雨で 着崩れて グタグタに。
なんとも気の毒で ございました。
でも 御安心ください。
ちゃんと五丁目の帝国ホテル1階に
更衣室があるので 
また 美しく復活できますよ。

明治村の紹介をする前に
御託が多くなりました。
園内は大きく5つのゾーンに分かれて
各エリアは徒歩はもちろん
SL、市電、村営バスで移動できます。
そのレトロ感で一気にテンション アップ。
私たちは 駐車場に車を置き
北口から入場したので
まずSL東京駅からSL名古屋駅へ
それから市電に乗り換え 市電京都七条駅まで。
ここで1度目のゲリラ豪雨に遭遇し
三丁目の”めん処 なごや亭”でランチ。

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ぼちぼちと雨があがってきたので
二丁目のレンガ通りへ。
この一帯は 文明開化したばかりの
明治期にタイムトリップしたような
懐かしい気分を味わえます。
出色は重要文化財指定の東山郡役所。
当時の山県令の藤村紫朗氏は
大変進歩的で 県内に多数の洋風建築を
建てさせたそう。
ベランダを巡らせたコロニアル風様式に
屋根瓦の折衷具合が洒落てます。
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二丁目から すこし坂を登った
丘陵地にある一丁目。
このエリアは大型建築が多いです。
見どころは やはり重要文化財の三重県庁舎。
比較すると上の東山郡役所に
似ていますね。
この設計は当時のお役所の
スタンダードだったのかな?

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三重県庁舎の向かいに
鉄道局新橋工場が有り
中に明治天皇と昭憲皇太后の御料車が
内蔵されています。
その絢爛さ!
まさに美術工芸品。
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            見晴らしの良い丘の頂上に
そびえる聖ヨハネ教会堂。
明治44年アメリカ人ガーディナーが設計。
彼は明治学院ヘボン館、立教大学本館
軽井沢真光教会なども手がけました。
シンメトリーで肩先をすっと伸ばしたような
デザインが美しい。
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現在も目黒にある西郷山公園。
以前から何故に目黒で
西郷?と
不思議に思っていたのですが
公園のある一帯は西郷隆盛の弟
西郷従道(つぐみち)の広大な敷地跡で
邸宅は明治村に移築と知りました。
名前に謂れが残っているのですね。
明治10年にフランス人レスカスの設計。
繊細で瀟洒な外観は
日本を訪れた外国人もさぞ
瞠目したでしょう。


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嫌々言っていた割に
結構充実した体験。
いかん 観光大使の術に
すっかり はまってしまったようです。



長くなりましたので
また 次回以降に続きます。
気長にお付き合いください。








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by akawak | 2017-08-16 17:30 | Architecture

迎賓館 赤坂離宮


盛夏の中 走り回ったら
流石に軽い熱中症になり
昨日の予定は 全てキャンセル
自宅でゆっくりしていました。

8月13日(日)の迎賓館の記事の続きです。
迎賓館は元々 東宮御所として
建築家 片山東熊の総指揮の元
10年の歳月を経て1909年に完成。
建物の構造は鉄骨で補強された
レンガ造り。
関東大震災を含めた震災でも
全く被害を受けず 
明治期に建てられた唯一のネオバロック様式
西洋風宮殿建築として今も 当時のままに
現存している。
2009年に本館、正門、主庭噴水が
国宝に指定された。
戦後は建物、敷地とも国の管轄となる。
高度成長期に外国の賓客を
迎える施設として 改修され
現在は外交の場として活用されている。

最近 一般公開もされるようになり
我が家も何度かインターネットで
申し込みましたが
全く当選せず
今回はツアーに参加しました。
入館前に手荷物と身体検査有り。
館内の写真撮影、録画は一切禁止です。




正門
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正門から建物正面
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本館 車寄せ
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ガイドの説明で室内の説明を伺いました。
その贅を尽くした豪華絢爛さは
美術工芸品です。
現在 藤田嗣治の天井画も6点 特別公開中。
これは銀座の洋菓子店 コロンバンの
改装にあたり、 休館に描かれた
藤田の天井画を寄贈した縁で
迎賓館に収められているそうです。



内覧を終わり裏の主庭へ

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迎賓館を訪れた日の着回し
イメージは
映画”華麗なるギャッツビー”のミア ファーロー!
儚げで 可愛くて守ってあげたい!
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随分 仕上がりが違いますなあ〜
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by akawak | 2017-08-15 10:30 | Architecture

有楽苑  如庵

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織田信長の弟 有楽斎の
国宝の茶室 如庵と
重要文化財の旧正伝院書院。

名鉄犬山ホテル内に
日本の四季を感じる庭園に
隠れ里の風情で建てられています。
心落ち着くわ~
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by akawak | 2017-08-11 17:09 | Architecture

小笠原伯爵邸

大江戸線 河田若松駅の河田口 徒歩1分
通りから一歩入ると瀟洒なスペイン風洋館が
突如現れます。
戦後すぐGHQに管理下におかれた後
東京都に払い下げられて
ほとんど廃墟と化していた
小倉藩 元藩主小笠原家の邸宅です。
http://www.ogasawaratei.com/
15年前にスペイン レストランとして
生まれ変わりました。

入口はライトアップされて日本にいることを忘れそう。
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お食事は落ち着いたダイニング ルームにて

現代風にアレンジされたスペイン料理は
素材のバランスが絶妙。
主張しすぎず お互いの良さを引き出しています。
丁寧に細工されたアートのように美しくて
食べるのが勿体ないくらい。
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予約の時に希望すれば邸宅の中を案内してくれます。
こちらは星の間というシガールーム。
紳士方がシガーをたしなむお部屋で
お庭に面した明るいテラス。
欄間に残る白い印はメッカの方向を示してます。
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パティオ(中庭)
初夏ならば気持ちよく過ごせるでしょう
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(画像はHPよりお借りしました)
解放的なお庭にはチャペルもあり
結婚式場として利用。
チャペルの傍に 樹齢500年程の
オリーブの樹がこんもり茂っています。
スペインより 贈られた株が根をはって
葉だけでなく実もなるまでに成長したそう。
これから 新生活を始めるお二人にはふさわしい場所だと
思いました。

雰囲気もお料理も申し分なかったです。
そして花束まで頂いてしまい 本当に感激!
我儘放題で 悪妻な私なのに
(友人や実母にまで言われてしまう始末)
よく25年我慢してくれてます。
ありがとう 
これからも 助け合いながら生きていきましょう。



ランキング参加してます。
053.gif053.gifよろしければ ぽちっとお願います。053.gif053.gif

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by akawak | 2017-02-14 17:28 | Architecture

鳩山会館

5月12日(日)母の日 
実家の母を誘って
文京区音羽の鳩山会館を訪れました。
http://www.hatoyamakaikan.com/

有楽町線 江戸川橋と護国寺の丁度中間
音羽通り沿いが正門です。
門を入り急な坂道を上りきると車寄せが姿を見せます。
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この建物は鳩山元首相の
祖父 鳩山一郎氏によって大正13年に建てられました。

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サンルームを擁した本格的な洋館は
3世代にわたり 日本の政治の変革とうねりを
静かに見守っていたのでしょう。


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今は薔薇がとても美しい季節で 馥郁とした香りに
お庭が包まれています。
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鳩とをモチーフにした大階段のステンドグラスも
見ごたえあります。
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都会の中 緑に囲まれた空間
心の安らぎを求めに是非 足を運んでみてください。


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by akawak | 2015-05-17 08:53 | Architecture

旧岩崎邸庭園


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   オイスターバーで食事した後 足を伸ばして
不忍池にほど近い 旧岩崎邸庭園に行きました。
1896年 三菱財閥の創始者 岩崎彌太郎の長男久彌が建てた本格的な洋館。

各部屋に暖炉があり
贅の限りを尽くした内装も素敵ですが  広々した中庭から
本館を臨むと コロニアル風で解放的。

別館の山小屋風のビリアード室へ 地下通路でつながっています。
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昔の紳士はお食事の後 ビリアードを興じて
日本の将来を語り合っていたのでしょうか?
都内でも素敵な洋館沢山あります。
これから季節も良いのでお出かけに是非
        ↓

http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index035.html

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by akawak | 2015-05-12 17:00 | Architecture