カテゴリ:Art( 10 )

  4月17日(月)
NYフィル 音楽監督アラン ギルバートを迎えた
都響の定期演奏会
曲目 : ラヴェル ”マ・メール・ロワ”
     ジョン アダムス ”シェへラザード2”
     −ヴァイオリンと管弦楽のための劇的交響曲
     (2014)(日本初演)(ジョン・アダムス70歳記念)

1曲目のマ・メール・ロワはおとぎ話の可愛らしさと
フランス音楽の流麗さを表現するには 弦楽器の硬さが目立つ印象。

2曲目のシェへラザードは
アラビアン ナイトを題材にした現代音楽。
ヴァイオリンが女性の知性と強さ
ツィンバロンが古い因習世界を象徴し
丁々発止の掛け合いを繰り広げる。
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(画像はお借りしました)
ツィンバロン:ハンガリーの民族楽器、バチで弦をたたいて音を出す

 
これにオーケストラが複雑に絡み合い
壮大な物語を作り上げていく。
アラン ギルバートはエネルギッシュに
オーケストラを引っ張っていき
盟友のヴァイオリニスト リーラ・ジョセフォウィッツと
ともに手を携えて色彩豊かな音のうねりを
表現していました。

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by akawak | 2017-04-18 08:46 | Art

シャセリオー展
19世紀 フランスロマン主義の異才
(2017年2月28日ー5月28日)
国立西洋美術館


テオドール シャセリオー(1819〜1856)
スペイン領ドミニカ共和国出身
幼い頃から画才を見出され 
11歳でドミニク アングルに弟子入りを許される。
当代きってフランス画壇で影響力のある
アングルにアカデミックな技術と構成を
たたきこまれたシャセリオーは
画家としての才能を開花。
ロマン主義から新古典主義への橋渡しとして
次世代のモローやルドンに大きく影響を与える。


アポロンとダフネ 1845
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1846年アルジェリア旅行。
かの地で強烈な色彩と光の洗礼をうけ
絵が劇的に変わっていく。


コンスタンティーヌのユダヤ人女性 1846-1856
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東方にてインスピレーションを得た情熱が
肖像画にも影響を与えている。
静けさの中にも力強さを感じる作品は
モロッコで異国趣味の影響を受けたドラクロワを
彷彿とさせます。

カバリュス嬢の肖像 1848
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まさに脂の乗り切ったシャセリオーは
1844−1848に
自らの芸術の集大成といえる
会計検査院の大階段の壁画を完成させた。
しかし それから8年後 病没。
そして古典から現代へ
時代が移り変わることの象徴のように
この大階段の壁画も1871年の
パリコミューン擾乱で消失。
その全貌を目の当たりにはできないので
習作の断片で想像するしかないのが
惜しまれる。






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by akawak | 2017-04-15 07:43 | Art

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東京オペラシティにて





ドイツの格言によれば
”良きことは 常に三度起こる”という。
ハイドン モーツァルト ベートーベン シューベルトの
最後のピアノソナタ三曲を三公演にかけて
演奏する試み。

3月21日 最後から2番目のソナタ
モーツァルト:ピアノソナタ第17(16)変ロ長調K570
ベートーベン:ピアノソナタ第31番 変イ長調 op110
ハイドン:ピアノソナタ ニ長調Hob HVI:51
シューベルト:ピアノソナタ第20番 イ長調D959


やがて迎える死に
どう向き合えばよいのか?
それ以前に
老いに折り合いつけることすら
ままならないのに・・・

そのような凡人の憂いを
軽やかに飛び越えて
朝露のように
旋律がみずみずしく
飛び跳ねていた。


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by akawak | 2017-03-22 22:34 | Art

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横浜みなとみらいホールにて
指揮:秋山 和慶氏
東京交響楽団
ピアノ:小山 実稚恵さん

日本のクラシック界は
年始はウィンナーワルツかドボルザークの新世界で
新年を寿ぐという風潮なんですね。
年があけた途端 新しい自分探し!
あんなに年末は 第九で
追いまくられていた気分になっていたのに。
日本人の変わり身の早さは 
今に始まったことでなく
滑稽ながら どこか楽しんでいる自分がいます。


秋山さんの指揮は 欲しい所に音が響くという
そりゃまあ いつもの卒がない職人技の
指揮ぶりでした。
長年 東京交響楽団は新年コンサートに
中村紘子さんとタッグを組んでいましたが
昨年鬼籍に入られたので
小山さんが新しいパートナーになりました。
来年は小山さんお得意のラフマニノフを
披露されます。
これからバリバリと弾きこなされ
レパートリーの広がりも出ていくのが
楽しみですね。




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by akawak | 2017-01-12 13:49 | Art

マリメッコ展


冷たい雨の予報通り
鉛色の空の下
 渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで
開催中のマリメッコ展へ
http://www.bunkamura.co.jp/museum/



北欧フィンランドの冬は長くて暗い。
せめて室内を明るく彩りたいという
知恵で生まれたデザインの数々。
マリメッコのファブリックを
見ているだけで 
幸せな気分になります。

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よく見るとグロテスクなんだけど
絶妙に可愛い。
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会場は悪天候にもかかわらず 女性率95%くらい。
女子はマリメッコが好きなのさ

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by akawak | 2017-01-09 18:44 | Art

11月20日(日)
穏やかな天気 少し郊外まで足を伸ばしました
12月11日まで開催中の展覧会を鑑賞。
藤田 嗣治展 生誕130年 東と西をつなぐ絵画 

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/leonard_foujita.html

藤田 嗣治(1886-1968)
東京芸術学校を卒業後1913年パリヘ留学。
当初はアカデミックな技法を模索する日々でしたが
やがてタルカムパウダーを下地に使った
独自の技法で女性の乳白色の輝く肌を表現していき
時代の寵児となります。

1923年 五人の裸婦
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それぞれの女性は五感を表す。
左から*布を触る女性=触覚
*耳を触る女性=聴覚
中央 目を見開く女性=視覚、
*口を抑える女性=味覚
右端  犬を従える女性=嗅覚

そして 自分もパリ画壇のアイコンとして
夜な夜な狂乱パーティー漬け。
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社交界の持て囃されぶりが仇となり
パリ在住の邦人画家、日本の画壇でも
妬みやそねみの的になる。

1929年 帰国
老いた父への孝行、パリ在住時の税金の滞納
日本の戦局悪化など
藤田を取り巻く環境は変り
17年の不在を埋め合わせるかのように
芸術面で軍国主義に貢献していきます。
自分は祖国の為になるというのめり込みから
仕上げていった 戦争画の凄まじさ。
生き死にの差がなく
累々と重なる人の群れ。

1943年 アッツ島玉砕

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私 藤田の戦争画は初めて見たのですが
その鬼気迫る表現に言葉を失ってしまいました。
光り輝く美しい裸婦を描いた人物とは思えない狂気。
それまで うはうは浮ついた絵ばかりと
揶揄されていた悪評を
振り払うかのような 技法の限り 
アカデミックな構造の集大成。
戦争中は先頭に立ち軍国主義を鼓舞した履歴が
終戦後の藤田を苦しめ 傷つき 日本を離れ
日本国籍も捨ててしまいました。 



敗戦を越えた現在 先の大戦は誤りという
歴史認識になりますが
当時 生きている人誰もが 時代流れのまま
戦争にのめり込んでいたのは仕方ない。
最も 戦局激しい中 一人蟄居して
発表される当てのないままに”細雪”を
描き続けた谷崎 潤一郎のような芸術家は
よほどの覚悟だったでしょうが・・・



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by akawak | 2016-11-25 16:07 | Art

文化の日 ダリ展へ

ダリ展
10年ぶりの大回顧展が
9月14日~12月12日 新国立美術館にて
開催中。
http://salvador-dali.jp/

閉館前なのに会場は混み合っていました。
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シュールレアリズムの巨人 ダリ
活躍していた当時は作品より
奇抜なスタイルとパフォーマンスが
注目されて世間を騒がせていました。
ヒゲが目立つがよく見ると端正なお顔053.gif
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その死後
あらためて膨大な作品が
見直されています。
ダリが描くシュールな世界は
写実を極めた超絶的な画力あってこそ。
画のテクニックがない場合
イメージが先行して
写真などからコラージュするけれど
ダリの場合は 画面いっぱい
ほぼすべて自筆で描いている。

イメージの源泉も
湧き出ていて 汲んでも尽きぬという
エネルギーがみなぎっている!
自分の曖昧な世界を
視覚的に表現して圧倒するパワーが
凄い。





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by akawak | 2016-11-04 09:06 | Art


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9月22日まで開催中の
ポンピドゥーセンター傑作展
http://www.pompi.jp/

東京都美術館へ
昨日駆け込みで行ってきました。
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まだまだ 大丈夫だと油断してたら
終了前日なんて本当に危ない。

1906年から1977年まで
時系列にその年に描かれた収蔵品が1作家1点づつ
展示されています。
随分半端な年代の区切り方
気持ち悪いですよね?
なんでもフォービズム(野獣派)が
台頭してきたのが1906年。
上の写真のポンピドゥーセンターが
パリに完成したのが1977年。
具象的な世界から決別した絵画の流れを
年ごとに追っている趣旨だそう。


無名なまま夭折した画家から
ピカソ シャガール マチスなど
著名な画家まで
幅広く紹介されています。
肩肘はらず親しみ易い作品が
多いのも嬉しい。
近づいたり 遠くから眺めたり
頭をひねったり 横からみたり
感じる心も
表現する手段も
彩りも形も
1つに限られていないと
気づかせてくれる。
自由に気持ちを解放できるアートは
私にとって心の栄養なんですわ。
(って 閉館ギリギリだったけど)





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by akawak | 2016-09-22 11:18 | Art

涼しくなってきたので秋の文化活動始めます。

9月11日(日)お天気は雨模様。
雨降りの中 葉山へのドライブもいいかなと
神奈川近代美術館 葉山館で開催中の
”クエイ兄弟 ファントム・ミュージアム”へ。
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って 格好付けて書きましたが 
クエイ兄弟について全く明るくないし
恥ずかしい事に
映画”ストリート オブ クロコダイル”も
見てない。
ま ここは偏見ない素直な視点で鑑賞するに
徹しました。
奇想天外なドローイングやポスター、
人形やミニチュアで作り上げられたデコパージュ。
シュールなフィルムグラフィー
その妖しく不思議な世界観に目が釘付け。
双子のクエイ兄弟はUSA出身なのに
諧謔味あふれる趣味は東欧風。

デコール”仕立て屋の店内”
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ttp://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2016/quaybrothers/

不便な場所で悪天候にかかわらず 
来館者は結構いました。
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日本の文化水準おそるべし。

葉山を後にして
次はみなとみらいホールに向かいます。
新日本フィル 上岡敏之指揮
R シュトラウス作曲
”ツァラトゥストラはかく語りき”と
”英雄の生涯”
先週につづけて シュトラウス三昧。
色彩の渦というより
危なげなく 透明感のある演奏でした。
アンコールは”サロメ”の”7つのベールの踊り”
これが秀逸でした。




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by akawak | 2016-09-12 12:36 | Art

ルノワール展


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六本木の新国立美術館で現在 開催中のルノワール展に

行ってまいりました。
会期は8月22日までと余裕がありますが
油断していると見過ごしますので
今回は早めにお出かけ。

愛好家の方にとっては
大変失礼なのですが 
告白しますと
ルノワールという画家が
得意ではないというか 
積極的に好きな範疇では有りませんでした。
豊満な輝く女性の肢体
薔薇色に輝く少女の頬
なんというか  
幸福を砂糖漬けしたみたいな甘さ。
そんなに ブヨブヨで
ブルジョワ臭を撒き散らして悪趣味と
反感を覚えていたのです。

しかし

代表作”ピアノを弾く少女達”だの
冒頭にアップした”ムーラン・ド・ラ・ギャレット 舞踏会”
のモデル達の優しい表情と頬笑みや
生きている瞬間を愛しく思い描き込もうとするルノワールのタッチが
あたたかい。
人々が光の中で笑いさざめき幸福を感じる絵画は
そうないかもしれません。

日々の生活に直接必要無くても
心の栄養がなくては 人は野獣になってしまう。
人生は苦しくて 辛いのだから
ひととき 
幸せを感じていたい。
なんとも恥ずかしい事をいっているのだ!! 私。
でも その一抹の輝きに救われる。





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by akawak | 2016-05-17 20:46 | Art